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街の不動産屋さん
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連載インタビュー 街の不動産屋さん

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  不動産屋さんって、怖いイメージがありませんか?
「お店に入ったら最後、出られなくなりそう」とか「親身になって探してくれるの?」とか、
あまりよいイメージがないのでは?
それは、不動産屋さんをよく知らないからだと思います。
というわけで、みなさんに代わり、不動産屋さんに直撃インタビューしてみました。

第65回 ~連載3回目~不動産企画室 土地屋 代表 小関 芳重様   不動産企画室 土地屋 様ホームページ
http://www.tochiya.jp/


JR奥羽本線、山形新幹線
さくらんぼ東根駅から車10分
県道20号 市立大富中学校 正門前

地図はこちら
取材日 2011年7月20日

長期的視野を持った小関社長の前には、地域性という壁があるようです。
その壁を打ち負かすでも立ちすくむでもなく、融合するかのように小関社長は緩やかに進まれます。 土地屋様へのインタビュー最終回は、小関社長のこれから、長期ビジョンをうかがいました。


さくらんぼ東根温泉で大人気、
無料の足湯スポット
なんと、ペット専用の足湯も
併設されている

  ホームページ以外で工夫していること ~古くからの慣習や老舗業者さんとも上手なおつきあいを~
地域の同業者様はどんな感じですか?

このあたりの不動産屋さんは、若い方が少ないんですよ。「ネットって何だ?」っていう60~70代の方とか、農業しながら不動産屋している方とかが多くて。息子さんが私世代のところは、インターネットを導入されてますが。
今も、物件の建築当初から管理されているところや紹介していただいた業者さんなど、ご縁や順番をとても大切にする地域です。古き良き日本なんです。
ただ、室内の撮影NGが私としてはつらいですね。「写真がもっとあった方がいい」ってお客様には言われますから。

そんな同業者様との関係は?

開業した当初は本当にどなたも知らなかったので、ご挨拶まわりから始めました。そのうちに親切な方がいて「あそこに行ってみろ」、「うちからの紹介だって言っていいから」って業者さんを紹介していただいて。そうやって少しずつ、知り合いと掲載物件を増やしていきました。
私が開業した翌年にサブプライム問題が起こったのですが、近くの工業団地では人員削減で派遣社員さんがいなくなる、工場ごと移転してなくなってしまう、アパートが1棟まるごと空くなど影響がすごくて。でもそのとき、うちは物件をたくさんいただきました。
同業者さんのところには、今でもしょっちゅう、お茶のみ回りしてますよ。物件を探したり、確認したり。最近では用事もないのに「ヒマだから来ました」って立ち寄れるところがいくつもあります。

土地屋さんのホームページについて反響はありますか?

業者さんにはよく見ていただいているようで、けっこう評判がいいです。「問い合わせ、いっぱいあるでしょ」って言われるんですが、そうでもないのにいいのか悪いのか……。 でも、先程も言ったように「出し過ぎだ」という声もあります。「地図も写真も全部載せたら、問い合わせしてくれなくなる」って。 でも私は「メリットもデメリットも全部出そう」と思ってるんです。今までと違うやり方が必要だと。

  ▼これからのネットと不動産について ~「ベロ屋」を脱却、ネット業者が主流に~
今までと違うやり方、ということですが。

ずっと昔のことですが、このあたりでは不動産屋のことを「ベロ屋」と呼んでいました。口先で商売するってイメージがよくなかったんです。お客様との間に、溝があるというか。
私は、敷居をぐっと下げてお客様と近い関係になりたいと思っています。情報はいいものも悪いものも全部開示して、最終的に決めるのはお客様、というスタンスでいきたいなと。

地域性との戦い、ですか?

いやあ、「戦う」とかそんな感じではなくて(笑)。たとえば、インターネットを使う業者さんがもっと増えるとそれが普通になり、メールでの問い合わせも増えるだろうし。うちだけがとんがって何かするというよりは、風潮的に、方向的にそちらに向ければいいかなと。なかなかすぐにはむずかしいでしょうが、こちらから仕掛けていけばいいかなと思っています。
仕掛ける、とは?

うちのホームページは業者さんにもよく見ていただいているようなので、「これからの不動産業はこう変わっていく」とか「首都圏の不動産業者の動き」とか「ネットでの不動産・アパートの探し方」とか書いて載せちゃおうかなって。そうすれば、世間はこうだよってじわじわ浸透するんじゃないかと思って。 開業当初は「ネット? そんなんでお客さん来ないでしょ?」って反応がほとんどでしたが、今では「ネットを導入してよかった」っていう業者さんも増えてきました。少しずつは変わってきているので、このへんでぐっと進んでほしいと思っています。

東根の清らかな水の伝統を
今に伝える六田水

  ▼これから目指すビジョン ~目指すは、お客様と近くて長いおつきあい。農耕民族になる!~
土地屋さんのホームページも変わっていきそうですね。

何度も言いますが、とにかく、問い合わせをたくさんいただけるホームページにしたいんです。そのためにIREA中級編も受けましたし、東北での講習会には毎回出席しています。講習会に行くと必ず、お土産というかヒントを2つ3ついただけるので、楽しみにしています。
今は、お客様専用ページを作ろうとがんばっています。ホームページ上にお客様それぞれの、あなただけのページを組み込むんです。これも講習会でヒントをいただいたことなんですが、@dreamを使えばそれほどむずかしくはないので。
とはいえ、「講習会で聞いたことをうちで応用するには?」って考えて、わからなくなるとITサポータさんにすぐ電話するんです。本当にしょっちゅう質問して、ITサポータさんにはたいへんお世話になっています。

ITサポータさんの存在は大きいですね。

はい、とても頼りにしています。@dreamのことだけじゃなく、ホームページビルダーのことや「問い合わせが増えない」なんていう相談にものっていただいて。
でも、ずっとメールと電話だけのお付き合いなので、お顔を見たことないんです。どんな人なんだろうなって想像するしかなくて。「ITサポータさんの顔写真の入った紹介ページを作って下さい」ってこの前、お願いしたんですよ。

最後に、土地屋さんの目指すビジョンを教えてください。

これからは農耕民族にならないとだめだなって思っています。お客様と一回きりの狩猟民族ではなく、長いおつきあいです。新婚の間は賃貸アパートに住まれる方も、お子さんが小学校にあがる前に家を買われる方が多いので、賃貸でご成約いただいた方に次は売買の情報をメールしたり。 最近になってようやく、2回転目のお客様が来てくださいました。
法人の方で「前回も頼んだけど、次またお願いします」って。信頼していただけたってことですよね? うれしかったなあ。

お店情報
不動産企画室 土地屋
住所:〒999-3776
   山形県東根市羽入2164-294
TEL:0237-47-2367 FAX:0237-47-2339
お問合せ先:info@tochiya.jp
お店HP:http://www.tochiya.jp/     

  インタビューを終えて

古い慣習が色濃く残る地域。首都圏在住の私は、びっくりするお話ばかりでした。
その地にあって老舗業者様からもかわいがられながら、ぶれずに目指す方向に進まれるのは、並大抵の苦労ではないはず。ですが、小関社長はひょうひょうとされていて、いつも自然体です。
私は次に寄りたいところがあって「ぶらぶら歩きます」と帰ろうとしたら、「とんでもない。2時間以上かかりますよ」と車で送ってくださいました。本当に車がないと暮らせないんだと実感、とても助かりました。
小関社長は「このままお茶飲みに行きますから」とにっこり。この笑顔を武器にして、小関社長の変革はゆるやかだけど、着実に起こるでしょう。これからをずっと追いかけていきたい、そんな余韻が残りました。
(取材・執筆・webページ制作  株式会社 物語ライティング)