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街の不動産屋さん
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連載インタビュー 街の不動産屋さん

第76回 株式会社かりん不動産 代表取締役 渡部里花 様

ホームページ http://www.e-karin.com/
所在地 小田急線「鶴川駅」徒歩18分 地図
取材日 2012年6月14日


社長は外回り、社内事務は2人が担当。
自身も子どもも同世代、住宅ローンの苦労も同じ

「すべてのお客様にストーリーがあり忘れられない」とおっしゃる渡部社長。
お客様対応からホームページ更新やメール、ブログ、ツイッター、Facebookと忙しい日々のなかで、大きな夢をお持ちです。
最終回は、渡部社長の思いをうかがってきました。

不動産業界への思い ~不動産屋は仲人です~


女性3人で切り盛りされていますが、メリットとデメリットを教えてください。
どこに行ってもまわりには男性しかいないので、まず女性だというだけで目立ちます。足元を見られ怖い思いをしたこともありましたが、メリットの方が大きいですね。
よその業者さんに連絡したとき「担当者がいないからわからない」とよく言われますが、うちでは誰が電話を受けても、そのお客様がどんな物件をお探しで今はどの段階かなどすべてわかっています。おばちゃんはおしゃべりですから、情報共有は得意なんです。
今後は社員を増やしたいし、女性に限定しているわけでもありません。ただ社員が増えても、みんなで情報を共有して協力して成約までサポートし合う体制でありたいと思っています。
私も同世代のおばちゃんですが、おしゃべりは武器ですね。
たとえば売り物件をお預かりすることになっても、いろいろお聞きするんです。「なぜ売りたいのか」「いままでどこに愛着を持っていたのか」など、売主さんにはたくさん思いがあります。そういう気持ちをわかってくださる方に買っていただきたいじゃないですか。
実際に売買が成立した後も、売主さんが近くに来られたときふらっと会いに行かれたり、買主さんがご近所のことを売主さんに相談されていたり、そういう関係って理想でしょ。その仲立ちをするのが不動産屋だと思うんです。家を介して、人と人を結びつける仲人のようなものです。
「よかった、いい人に買ってもらえた」「いい人から売ってもらった」そういう出会いを仲介できたときが、この仕事のいちばんうれしい瞬間です。
売主さんと買主さんの関係について、初めて考えました。
通常、2回しか会わないんですよ。でもそれまでに私がうかがったことをお伝えしておきますから。
不動産物件ってただの箱ではなく、そこに人が住んでいろんな思いが詰まっています。それを全部なかったことにするのではなく、少し引き継いでもらえたらうれしいですよね。
それに、いい関係ができると価格交渉もしやすいんですよ。「そんないい人なら、少し下げてもいいか」って。
渡部社長は、お客様の希望や思いを引き出すのがお上手ですね。
ブライダルでの経験が生きているのかもしれません。
以前、「家の中がいっぱいだから住み替えたい」とご夫婦で来店されたお客様がいらっしゃいました。よくよく聞いてみると、お住まいは間取りも広くて収納もそこそこあるんです。もっと突っ込んで、趣味の話やどんなものがあるのかなどお聞きしているうちに「もっと大きな家を探すより、今の家を片付けて住みやすくしましょう」という結論に至り、整理収納アドバイザーをご紹介しました。「スッキリ片付いたし、引越せずに済んだ」と特にご主人にたいへん喜んでいただきました。
「お客様サイドに立つ」とはそういうことなんだと思います。この姿勢を貫けば成果はあとからついてくる。それが私たちの経験値をカバーしてくれると信じています。

これからの夢 ~かりんネットワークの実現に向けて~


これからの夢を教えてください。


店舗奥のワークスペース。
ここから新しい情報を発信する

ご成約いただいたお客様にはオリーブの木をプレゼントしているのですが、それを依頼している園芸業者さんや細やかな対応の司法書士さん、さきほどお話した整理収納アドバイザーなど、私のまわりには能力のある女性がたくさんいます。
そんなみなさんのネットワークを作りたいんです。家のクリーニングやリフォーム、手土産用のお菓子を作ってくれる方、お年寄りに食事やお花を届けたり子育ての相談にのったり、「家」を中心にたくさんのサービスが考えられます。それらを望んでいる方に、「かりんネットワーク」から安心な人材を紹介する。そこでも仲人ができたらいいなと。

才能ある女性、たくさんいますよね。

そうなんです。私たちの年代は子育ても一段落して、これからが長いんですよ。でも、ブランクがあって簡単には就職できない。才能が埋もれてしまうのはもったいないと思うんです。だからみんなでゆるくつながって、オファーがあったときにお仕事していただき、報酬をお支払いしたいんです。
中心に「家」があり、人の営みがあり、そこに必要なものは無限にあります。つながる人も無限です。どんどん妄想の域に近づくのですが、ワクワクしませんか。
やっぱり「住まいはおもしろい」。わたしの夢は不動産屋だけでは終わらないんです。

お店情報

店舗写真

株式会社 かりん不動産
住所:〒195-0071
東京都町田市金井町1700-1 セゾン鶴川1階
TEL:042-708-8375 FAX:042-708-8374
お問合せ先:info@e-karin.co.jp
お店HP:http://www.e-karin.com/

インタビューを終えて

やわらかい笑顔、明るい声、渡部社長はまさにかわいい女性の代表です。でも、お話を聞くに従って、印象が変わってきました。
芯の強さが見えてきて、甘く香っても生では硬くて食べられない「かりんの実」そっくり。社名の由来に納得です。
「不動産はただの箱=物件ではなく、たくさんの思いのかたまり」それを実践されるのは大変だと思います。「だから女性は甘い」「そんなチンタラしていたら大きな商売はできない」中傷の声が聞こえてきそうです。でも、きっとにこやかにほほ笑みながら、ご自身の思いを貫かれることでしょう。その先には新しい仲人のような不動産業が見えてくることと思います。
かりんネットワークも魅力的ですね。私もぜひ仲間に入れてください。これからの渡部社長に大注目です。

(取材・執筆  株式会社 物語ライティング)