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街の不動産屋さん
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連載インタビュー 街の不動産屋さん

第96回 ~連載第3回目~
株式会社上原不動産事務所
代表取締役 上原 明夫 様
ホームページ http://www.fudo-san.jp/
所在地 高松琴平電気鉄道志度線「原駅」「房前駅」徒歩8分 地図
取材日 2014年4月11日

牟礼
潮の香り、のどかな街並み、豊かな緑。
いつまでも、牟礼の街とともに

地域密着、女性の活用。傘寿を迎えたとは思えないほど、精力的かつ柔軟な発想でお店を運営する上原社長。しかしその柔軟性は、そこだけにとどまらないようです。当時だれも見向きもしなかった「インターネット」に早くから着目し、不動産業への応用を考えていたとのこと。
第3回は、その先見性あふれる手腕と、同社のこれからについてさらに詳しくお話を伺います。

インターネットの活用 ~不動産にもインターネット時代が来ると確信~

ずいぶん早くから、インターネットの活用に着目されていたそうですね。

システム説明書
システム説明書の日付は昭和56年。
この頃すでに物件をデータベース化していた

昔から好奇心が旺盛な性格だったんですよ。「不動産もコンピュータの時代が来る!」と信じ、30年以上前から組合の有志同業者たちと勉強会をしたり、首都圏・大阪圏で関連商品の展示会があると聞けば、ツアーを組んで視察に行ったりしていました。インターネットの時代がくる前から、デジタルの活用に興味があったんです。
ホームページも、最も初期の簡単なものも含めれば、かなり早くから設置していたと思います。検索しても当社しか引っかからないくらいでしたから。
それだけ初期からとなると、周囲の反応はいかがでしたか?

ホームページ
ホームページもかなり早くから導入。
@dreamのITサポーターによる手厚いアドバイスを
受けながら、社長の奥さまが独学で作られた

冷ややかでしたよ。「そんなもので商売になるのか」とか、「他業者にネット上の物件情報だけ盗られて、勝手に売主さんやお客さまと交渉されたらどうするんだ」とか。しかし、そこは自信がありましたね。地域に根差すことで、売主さんとの間にも長年築いてきた信頼がありましたから。「盗れるもんなら盗ってみい!」くらいの気持ちでしたよ。
今でもそうですが、ネットを活用したからといっても、やること自体は変わらないんです。あくまで家庭的に、誠実に。創り上げた信頼があってこそ成り立つのが不動産業だと思っています。
ネットを活用し始めたことで、何か変わりましたか?
3年前から、チラシはやめました。ホームページと、地域の繋がりによるアナログな紹介だけで十分です。それと、客層が変わりましたね。やはり若い方が増えたように思います。学生向けの賃貸物件は、ほとんどがホームページからの問い合わせです。もちろん、広範囲からの反響が生まれるようにもなりました。
ホームページで工夫していることは?
実は、いまのホームページの原型を作ってくれたのは妻でして。独学でいろいろ勉強して、ゼロから作り上げてくれました。デザイン的には「いま風」ではないかもしれませんが、しっかり役目を果たしてくれていますよ。
現在はスタッフが主に担当していますが、「いかにその先をクリックしてみたくなるか」を最重視して、デザイン・見出しを工夫しています。たとえば「高台にある物件」「海の見える物件」など、地域性を活かしたカテゴリーを作るなど、新しいアイデアはどんどん加えて、「思いついたらすぐ修正!」というスピード感を大事にしてくれているようです。

@dreamの活用とこれからの展望 ~営業ツールではなく、最初の接点に~

@dream導入のきっかけは?

道の駅
徒歩約8分のところにある道の駅
「源平の里 むれ」

やはり、その黎明期から不動産にもデジタルの波が押し寄せると思っていましたからね。それに対応できないと、情報化社会の中では生き残れないという危機感があったからです。たしか、当社が香川県で最初に@dreamを導入した不動産屋さんだったと思いますよ。四国でも1番か2番目ではないでしょうか。
もともとは知人から@dreamを紹介されたのがきっかけですが、たとえば物件の登録・更新作業など、私がインターネットを使ってやりたかったことが簡単にできる点に非常に魅力を感じました。導入後も、不明点に対するサポーターさんの対応が素晴らしく早く、しかも丁寧なのですごく助かっています。
@dreamを使ってのお客様への対応はどのように?
これが都市部とは違う点なのかもしれませんが、このあたりのお客さまは、メールでのお問い合わせをほとんどされません。ホームページで物件情報を見て、すぐにお電話で問い合わせるか、直接ご来店されるかのいずれかです。
長年築いてきた信頼もありますし、住民性のようなものもあるでしょう、不動産屋さんそのものに対する警戒心があまりないのです。「メールで問い合わせるのは面倒だ、直接聞いたほうが早い!」と考えておられるようですね(笑)。
ですから@dreamは、当社のようなアットホームさやガツガツしない接客を売りにしている不動産屋さんとは、非常に相性が良いのでしょう。私たちにとって@dreamは、「営業」「売り込み」「フォロー」をするツールというより、あくまでお客様への情報提供や最初の接点を生み出す存在です。
では最後に、今後の目標や方向性などをお聞かせください。
ホームページや@dreamの活用という点では、スマホやタブレット端末への対応をしていきたいと考えています。それと、不動産の売買、賃貸の契約・取引がインターネット上で行われるようになる可能性が出てきました。そこへの対策も課題ですね。そうやって、誰もがもっと気軽に当社や当社の物件情報にアクセスできるようにしたいのです。ただ、商圏を拡大するとしても、このエリアから極端に離れるつもりはありません。あくまで「地域一番店」でいたいですからね。
いかにインターネットが商売の中心ツールになろうとも、地域や人との繋がりを最も大事にする不動産屋さんでありたい。これは今後も変わることはありません。
お店情報

店舗写真

株式会社上原不動産事務所
住所:〒761-0123
香川県高松市牟礼町原471-1
TEL:087-845-5111 FAX:087-845-5113
お問合せ先:uehara@fudo-san.jp
お店HP:http://www.fudo-san.jp/
インタビューを終えて

当連載史上最年長・大ベテランの上原社長。コツコツと地域に根付いて「この街の不動産なら上原さん」と言われるまでに絶大な信頼を築いてこられました。その信頼度といい、歴史といい、これほどまでに「地域密着」という言葉がふさわしい不動産屋さんも珍しいのではないでしょうか。
一方で先見の明に優れ、インターネットをはじめ新しいものをどんどん取り入れる姿勢は、私たち若い世代も舌を巻くほど。いくつになっても挑戦をやめない上原社長、「私が若い頃、今の私と同じ世代の先輩経営者に『40歳や50歳なんてまだまだヒヨッコだよ』と言われたんだけどね。今ならそれもよく分かります」と笑います。
築いてきた50年と同様、これからの50年も、アットホームで愛される「街の不動産屋さん」でいてくれることでしょう。

(取材・執筆  株式会社 物語ライティング)