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連載インタビュー 街の不動産屋さん

第121回
株式会社コントス(おおいたマンションテラス)
代表 幸壮一郎 様
ホームページ http://oita-mt.jp/
http://www.contos.co.jp/
所在地 JR日豊本線大分駅より徒歩10分 地図
取材日 2018年2月7日

コントス代表の幸壮一郎様
コントス代表の幸壮一郎様

第121回は、大分県大分市を中心に、不動産売買、特に中古マンション売買で多数の取引実績がある、「株式会社コントス」様をご紹介します。「どのような事にも、常に感謝する気持ちを持つようにしています」とおっしゃる、代表の幸壮一郎様は、生まれも育ちも生粋の大分市。20年に及ぶ不動産業の経験をもち、@dreamの導入から3年、昨年は「2017年@dream 優秀賞」を受賞されました。今回は、起業された当時のご苦労や、@dreamの魅力、お客様との良き出会いなどについて、おうかがいしました。

大学新卒時から不動産業ひとすじ ~南九州を転勤しつづけて得た学び~

不動産業を始められた経緯を教えてください。
大学を卒業してから、まず大分県にある不動産会社に就職しました。戸建受注の仕事です。翌年分譲マンションの企画販売の仕事のため福岡支店に異動転勤、そして福岡から熊本、鹿児島、宮崎など、南九州を中心に転勤を重ねました。なぜ起業を考えたかというと、各地に転勤で赴くたびに、現地の販売代理会社の方とお話をして、「少人数で物件をお預かりできれば、大きく成長できる可能性があるのでは」というヒントを得たのです。
当時、新卒から10年の経験を積み重ねており、会社でもある程度、責任あるセクションをまかされていました。そんな折、私が勤めていた会社の経営体制が少しおかしくなって、希望退職者が出始めていたので、私もそのタイミングで退職しました。
退職された当時の状況は?
福岡県には、鉄道路線や路線バス・高速バスを運営する大手私鉄グループ企業があるのですが、そちらの不動産部から、あるマンション・ブランド販売に関するお話をいただきました。本来は、自社で販売する企業でしたが、九州南部には販売代理会社を入れる計画が持ち上がり「人手が足りないから、担当を受け持ってもらえる会社がないか」というお話を、私にいただいたので、そのタイミングで、思い切って退職を決意し、起業独立の手続きをはじめました。
起業されてから、すぐに波に乗りましたか?
ところが、起業後まもなく景気の波がドーンと落ちる時期があって、いわゆるリーマン・ショックと呼ばれる頃です。大手私鉄さんからは、福岡県と熊本県のお仕事をいただきましたが、なかなか売れなかった。そして、翌年は契約更新には至りませんでした。
その後、「このまま、福岡にいても仕事がない」ということで、地元大分に移転、再スタートを切りました。私にできることは、マンション物件をお預かりして、仲介でつないでいくことだけ。地元の強みを生かして知っている業者さんをまわり、なじみの印刷屋さんには、広告を安く印刷してもらいました。しかし、新聞に折り込む経費はないので、広告配布は手配りです。とにかく私一人でしたから、一日中ずっと、広告の手配りをつづけました。

孤軍奮闘の苦労をバネに ~チラシ配りからインターネット広告へ~

その後、突破口となる出来事はありましたか?
その時の経験が今につながるのですが、インターネットを活用し、私が手配りした広告情報を掲載すれば、夜中の2時、3時にでも、お客様に見てもらえるのではないかと思ったのです。最初は、「売りマンションナビおおいた」という、同じようなマンション専門サイトをやっていました。これは、鹿児島の運営会社による、「各県一社だけが運営できる」サイトでした。
しかし県民性など各地域の特性がありますから、他県では良くても大分では合わない、という問題点がありました。大分の特性を生かしつつ、今運営しているサイトを更にステップアップさせた形で、自社で運営できる方法はないかと、スタッフ間で協議を重ねたのです。
そこで、@dreamと出会ったのですね。
最終的に、リングアンドリンクさんと別の競合会社、2社にご提案いただきました。私には物件情報の管理や、お客様の情報管理など、まずデータベースをきちんと作った上で運営したい、という気持ちがありました。その部分で強かったのが、@dreamだったのです。
リングアンドリンクの担当者さんとは、必要に応じてやりとりをし、サポートをしてもらうことが可能です。しかし競合会社さんはシステムの買い取りで、その後のフォローアップには、またお金がかかるという感じ。そうなると、データベースとしての利用という意味合いが薄くなり、私たちの趣旨とは違うなと感じたのです。そして最後に、@dreamの導入を決めました。

@dreamを導入して ~地域の勉強会で感じた手ごたえ~

まず、@dream導入直後の感想を教えてください。

ぶんぶん号
JR大分駅のコンコースをぐるりと一周する
ミニトレイン、ぶんぶん号
大分駅からコントス様の店舗までは、
徒歩10分という近さ
大分駅
再開発により新しく生まれ変わったJR大分駅の駅ビル
駅舎内「アミュプラザおおいた」は
観光客や買い物客でにぎわう

自社で運営していますから、検索上位に上げる試作も見よう見まねで、やはり最初は、売り上げが伸びませんでした。
以前運営していた「売りマンションナビおおいた」のテイストを残しつつ、内容をより自分たち流に改良はできたのですが、市場としては、ゼロからのスタートです。
ある程度知名度がある、旧名称を残せたら良かったのですが、そういうわけにもいきませんでした。ですから、地域の方からのご紹介や、また私たちは土地を購入して造成工事を行い、住宅地として分譲する、ミニ開発のようなことをしていたので、そちらの事業で、最初は経営をつないでいきました。

手ごたえを感じたのはいつ頃ですか?

@dreamを導入してちょうど一年目、各地域ブロックの勉強会に参加しました。こんなことを言っていいのかわかりませんが、私は最初、勉強会にはあまり興味がなかったのです。要は商材だけを入れて、あとは必要に応じてアドバイスを聞けたらいいかという感覚でした。
しかし一時期、サイトの反響がガタ落ちしたことがあり、勉強会に参加してみようと決めました。で、出席してみたら、同じような悩みを抱えたユーザーさんが大勢いらしていた。地域のキャプテンといわれる、導入10年前後のかたも参加していて、私たちの状況に対して、ああしたらどうか、こうしたらどうか、とご教示くださったのです。
それによって新たな発見があり、「やってみようか」と積極的に取り入れてきたことが、その後、お客様のレスポンスにつながったのかな、という印象があります。

では勉強会は、良い機会だったのですね?

はい、非常に良かったと思います。ひょっとしたら、サイト運営に真面目に取り組みだしたのは、そのあたりからかもしれません。これは、本当に大切な会だと思います。
私が参加するのは、九州・沖縄ブロックの勉強会ですが、以前「中・四国ブロックの勉強会にも出てみたら」というお声がけをいただいて、一度だけ出席させていただきました。これがまた、非常に勉強になった。地域によっても、雰囲気が全然ちがいます。中・四国ブロックのかたはとても積極的で、アグレッシブに取り組んでおられて、そういう方々とお話をするのは、とても良い経験になりました。
勉強会に出席することで、サイトの機能面について学んだり、また精神的な面では@dreamに対する前向きな考え方や、積極的に改善に取り組む姿勢など、良い刺激をたくさん受けました。

大分県大分市には、どんな特徴がありますか?

2015年春に、JR大分駅南側を中心とする大規模な再開発が行われて、新しい駅ビル「JRおおいたシティ」や駅前広場が完成しました。もともと大分市で高級住宅街と呼ばれ、人気も高かったエリアは、城崎町、中島という、大分城址公園のあたりでしたが、再開発に伴い、ニーズが駅周辺に集まってきました。地域名でいうと東大道、金池南というエリアです。
駅の北側は府内町といいますが、府内とは、大分市中心部の明治時代初期までの旧称で、豊後国の国府であり、府内城が置かれていた城下町として知られています。鎌倉時代から戦国時代にかけて、豊後国を本拠とした一族、大友氏ゆかりの土地です。

出会いを大切に、直観を信じて ~お客様が気軽に立ち寄れる雰囲気づくり~

会社の雰囲気について聞かせてください。

一枚板テーブル
「コーヒーを飲みにいらっしゃるような感覚で」
とおっしゃる居心地よい空間
奥様がチョイスされた素敵な緑の鉢植えと、
大きな一枚板テーブル

インテリア
温かみのある木製の間仕切りとインテリア
上段のフレームには「@dream of the year 2017」
優秀賞の表彰状が

ホームページ
すっきりとレイアウトされた、
スタイリッシュで見やすいホームページ
好感度抜群の幸社長は、文字通り「会社の顔」

ユニフォーム
壁には大分県由布市、
大分市をホームタウンとするサッカークラブ
「ヴェルスパ大分」のユニフォームが。
スポンサーとしても積極的に地域を応援

一般的な不動産会社というテイストは、出さないようにしています。ひょっとすれば喫茶店にも見えるような、お客様に「ちょっとコーヒーでも」という気軽さで、立ち寄っていただける雰囲気を目指しました。私自身、職場では、きちんとしたご契約の時以外は、スーツは着ません。ジャケットにチノパンなど、カジュアル・シックな服装でご対応しています。
要は、こちらの服装をフランクにして、お客様の心の壁を取り払っていただきたい、という気持ちです。私自身がそうですから、うちのスタッフに対しても、極論をいえば「ジーンズでなければよい」という方針です。逆に、フットワークが軽いほうが、この業界では優先されるのではないかと思っています。

では、スタッフ様についてはいかがですか?

私以外4名のスタッフは、すべて女性。この仕事は、女性ならではの感覚が、非常に大切だと思っています。福岡で会社勤めをしていた頃、三菱地所とか三井とか、大手企業さんと仕事をすることが多々ありましたが、マンション販売のモデル・ルームで、最初にお客様の対応をするのは、基本的に女性でした。その担当女性が、お客様からいろいろなお話を引き出し、資金面など、ちょっと踏み込んだ話題になった時に、責任ある立場の男性社員が参加する。そういう進め方をされていて、私も将来起業したら、そういう形で仕事を進めようと思っていたんです。
じつは、うちの家内も弊社スタッフの一員です。家庭のこと、仕事のことと、家内には苦労をかけていると思いますが、心から感謝しています。店舗のインテリアなどは、家内の意向を取り入れています。

お客様との出会いで、何か特別なエピソードはありますか?

まだ私が一人で会社をやっていた頃、いわゆるゼネコンといわれる建設会社の営業さんが、事務所に飛び込みでいらしたんです。物件を見たら、私もよく知っている、東芝の旧社宅だった。ふつう、そんな大手社宅は、なかなか買えないんですよ。それを、個人の営業のかたが持ってまわられていた。たまたま私が会社にいたから対応できましたが、不在なら話もできませんでした。
その物件は、土地が1300坪、社宅が三棟。それを、「内外装して、賃貸物件にして、運営してくれるかたを知りませんか」というお話でした。その時に私が、「うちが買えるようなら、買ってもいいですか?」と即答しました。お金なんて、当然ないんです。しかし、破格の金額提示だったので、この縁は逃さないほうが良いという直感が働いたんです。
地元の信用金庫の融資を得て購入し、1300坪のうち500坪を、老人ホームを経営するかたに売却、残り800坪を10区画の分譲宅地にしました。弊社事業の「核」である宅地分譲は、その時の「飛び込みの出会い」から始まったんです。

2つのホームページを運営されています。

社名をタイトルにした「コントス」と、@dreamを活用した「おおいたマンションテラス」の2種類があります。「コントス」のほうは、物件の紹介をがっちりしようというつもりはなく、会社の雰囲気を知ってもらう看板ページのような位置づけにしています。「おおいたマンションテラス」は、物件情報を詳しく知りたいお客様向けです。

今後の展望をお聞かせください。

これまで不動産全般の物件を扱ってきましたが、今後は@dreamを活用した「おおいたマンションテラス」を中心に、中古マンション売買に特化した運営を目指していくつもりです。地元大分に的をしぼったマンションのコンセプトを考え、そこに弊社の個性を加味しながら、ホームページでは、季節に応じたテイストを盛り込む工夫や、ストーリー性に富んだ物件のご提案ができればと考えています。
お店情報

店舗写真

株式会社コントス(おおいたマンションテラス)
住所:〒870-0025
大分県大分市顕徳町1丁目13-17大分中央ホールディングスビル1F
TEL:097-547-8866 FAX:097-547-8867
お問合せ先:info@oita-mt.jp
お店HP:
http://oita-mt.jp/
http://www.contos.co.jp/
インタビューを終えて

不動産業に限らず、世間のあらゆることに造詣が深く、知識豊富で、こちらの質問に対して懇切丁寧にお話くださるお姿が印象的な、コントスの幸様。ご家族を大切に、スタッフを大切に、地元大分を大切に。その熱い想いが、言葉のはしばしから伝わってきました。取材時、窓から男子中学生数名が、幸様に手を振りながら帰宅するのが見えましたが、じつはサッカーの元教え子たち。コーチとして、以前は地元の小学生チームを、現在は県立高校のサッカー部を指導されているそうです。サッカーでは、九州全域での活動が正式認可されている2級審判員の資格を持ち、ご自身のトレーニングも毎日欠かさないのだとか。大切な家屋や土地を任せるならば、地元を心から愛する不動産屋さんに依頼したい。サッカー好きで話が合えば、ますます楽しい。取材から垣間見えた素敵なお人柄から、あらゆるお客様のニーズに誠心誠意、体育会系特有の熱い心とガッツをもって、全力で対応されるのだろうなと感じました。

(取材・執筆  株式会社 物語ライティング)